米連邦最高裁、カリフォルニア州のフレーバー・タバコ禁止に対する異議申し立てを棄却

米連邦最高裁判所は月曜日、カリフォルニア州で最も人口の多い州であるR.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーの、有権者によって承認されたフレーバー・タバコ製品禁止法案に対する異議申し立てを却下した。

判事団は、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ BATS傘下のR.J.レイノルズ社と他の原告による、カリフォルニア州の法律はタバコ製品を規制する連邦法に抵触しないとした下級裁判所の判決に対する控訴を棄却した。

カリフォルニア州司法長官ロブ・ボンタ氏（民主党）は、かつてツイッターとして知られていたXへの投稿で、最高裁の決定を "素晴らしいニュース "と呼んだ。

「我々は、中毒を防ぎ、国民の健康を守るために闘い続けることを楽しみにしている。

R.J.レイノルズはコメントを控えた。

2020年に民主党のギャビン・ニューサム知事は、10代の若者による電子タバコやタバコの使用の増加を懸念して、メンソールタバコや綿菓子味のVAPE製品を含むすべてのフレーバータバコ製品の禁止法に署名した。

タバコ業界連合が、カリフォルニア州がフレーバー付きタバコ製品の販売を禁止する最大の州になることを阻止する投票法案を有権者に提出するのに十分な署名を集めたため、禁止の実施は延期された。しかし、プロポジション31として知られるこの法案に投票した有権者のほぼ3分の2が、2022年11月に販売禁止を承認した。

この法律により、カリフォルニア州は2019年のマサチューセッツ州に次いで、すべての香味付きタバコ製品の販売を禁止する2番目の州となった (link)。他のいくつかの州でも香料入りのVAPE製品が制限され、いくつかの自治体が独自の禁止法を採用している。

米国食品医薬品局（FDA）は2020年、ジュール（Juul）やその他のカートリッジ式電子タバコで、タバコとメンソールを除くすべてのフレーバーを禁止した。2022年、FDAはすべてのJuul電子タバコの販売禁止を求めたが、後にこの命令は保留された。 (link)

VAPE以外にも、FDAは2022年4月に (link)、メンソールタバコとフレーバーシガーの禁止を提案した。これらの規則はまだ最終決定されておらず、タバコ団体によるロビー活動の対象となっている。

カリフォルニア州での採決の翌日、R.J.レイノルズはタバコ小売店を代表する団体、Neighborhood Market Association、VAPEショップとともに、FDAが施行する連邦タバコ規制法は、香料入りタバコ製品の販売を禁止する州法や地方法を免除すると主張する訴訟を起こした。

しかし連邦判事は、サンフランシスコを拠点とする第9巡回区控訴裁判所が、ロサンゼルス郡での同様の禁止を支持した先の判決によって、これらの主張は封じられたと裁定した。

第9巡回区は6月、カリフォルニア州法に対する判事の判決を支持した。2023年初頭に連邦最高裁判所がロサンゼルス判決に対する上訴（(link)）の審理を拒否したためである。

R.J.レイノルズは以前、連邦最高裁判所に対し、カリフォルニア州法が施行されるのを阻止するよう求めていたが、不成功に終わっていた。最高裁は2022年12月、 (link)。