国連総長、ブラックロックが気候変動グループを脱退したことに憤慨、他のメンバーには残留を促す

アントニオ・グテーレス国連事務総長は、世界最大の資産運用会社であるブラックロックBLK.Nが気候変動と闘うためのグローバル・イニシアティブから離脱したことに失望していると、同事務総長のスポークスマンは金曜日に述べ、他の企業に対し「このままでよい」と促した。

この動きは共和党の政治家たちからの圧力によるものだ。約11兆5000億ドルを運用するブラックロックは、「ブラックロックの慣行に関して混乱を招き、様々な公的機関から法的な問い合わせを受けた」と述べた。

ブラックロックは、自主的な「ネット・ゼロ資産運用イニシアティブ」の下、企業総会での委任状投票方法などの影響力を行使して、2050年までに温室効果ガス排出をネット・ゼロにするという目標を支援することを約束していた。

「ブラックロックの決定は、特に民間セクター、特に資産運用会社が気候変動という存亡に関わる脅威と闘う上で果たすべき重要な役割を考えると、失望を禁じ得ない」と、国連のステファン・デュジャリック報道官は述べた。

「我々は、ネット・ゼロ同盟やその他のイニシアティブに参加する企業に対し、気候変動による壊滅的な影響との戦いに積極的に参加する努力を続けるよう奨励する」と述べた。

ブラックロックは、このイニシアチブからの離脱を決定しても、「顧客向けの商品やソリューションの開発方法、あるいはポートフォリオの運用方法に変更はない」と述べた。同社のアクティブ・ポートフォリオ・マネージャーは、「引き続き気候関連の重大なリスクを評価する」と述べた。

「デュジャリックは、「私たちは、気候変動は実存的な脅威であり、それは単なる言葉ではありません。「私たちは、世界中で気候変動の影響とその荒廃を目の当たりにしている。

• 「豊かな国も貧しい国も影響を受けている。誰も安全ではありませんし、政府や
• 民間セクター、彼らが管理する資金や投資にも影響を及ぼしています」と述べた。

世界気象機関（WMO）が金曜日に発表したところによると、2024年は史上最も暑い年（(link)）であり、気温が産業革命前より1.5℃上昇した最初の年となった。