一目均衡表と他のテクニカル指標との関係を比べています。
今日は、RSI(Relative Strength Index: 相対力指数)と一目均衡表の関係を説明します。

今回わかったのは、
RSIが50%以上のときと、ローソク足が基準線より上にあるときがだいたい同じ、
ということです。

RSIはよく買われすぎ、売られすぎを推し量る指標といわれています。
でも売られすぎのところで買うのは、落ちてくるナイフをつかむのと一緒で
非常に危険だと思いませんか。
RSIは期間中の値幅の合計(上昇+下降)のうち上昇分がどのくらいを占めるかを
計算するものです。そのため私はRSIは短期的なトレンドをみるものと思っています。

チャートの下に示しているのは、(終値ー基準線)とRSIとです。
RSIと非常によく似た動きをしていることがわかります。
そして、ローソク足が基準線とクロスするときと、RSIが50%とクロスするときが
ほぼ同時です(垂直線)。
というわけで、RSIが50%以上でロングするのと、基準線より上にあるときにロングするのは
ほとんど同じということです。

不思議なことに、RSIの設定はデフォルトの14日、基準線は26日(今日含む)なのに
このようなことが起きています。これは、RSIは各日の値幅を足していくのに対し、
基準線は期間内全体の高値と安値の半値をとるという違いからきています。

先日、一目均衡表の先行スパン1とMACDの関係について書きました。
ローソク足が先行スパン1とクロスするときと、MACDが0ラインとクロスするときがほぼ同じでした。

つまり、ローソク足が先行スパン1より上にあり、かつ、基準線より上にあるときは、
MACDが0より上にあり、RSIも50%以上、と判断できます。
実際、一目均衡表を使う人の多くはローソク足が雲(上昇雲)より上、かつ基準線より上にあるときにロングするので、
合理的なやり方と思います。

一目均衡表はこのようにいくつかのテクニカル指標を組み合わせたような見方ができるのでいいですね。
Technical IndicatorsTrend Analysis

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