どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。本日は重要な経済指標として、ECB(欧州中央銀行)の政策金利発表が控えています。トレード戦略としては、基本的に様子見が推奨されます。ECBはこれまで連続で利上げを行ってきましたが、最近はその利上げムードが停滞しています。これはアメリカが「ノーランディング」(利下げなし)のスタンスを維持しているため、ECBもそれに追随している形です。
昨日、イギリスの消費者物価指数が予想を下回り、ポンドドルが急落しました。それに追随する形でユーロドルも一時的に下落しましたが、ECBの政策金利発表後には再び上昇し、先物価格である1.0960〜1.1000の範囲に収束すると予測されます。
一方、ドル円は現在、上昇チャネル内で推移しています。チャネルの上限は150円、下限は149円で、この範囲内でラダーオプションやガンマプレイが発生しており、市場はこの範囲に価格を収めようとする動きが見られます。この動きはしばらく続く可能性があり、レンジの中心は149.50円です。本日(10月17日)の期日で設定されているオプションもこの価格付近での上下動を示唆しています。そのため、今日は149.50円近辺でのレンジ相場が続くことが予想されます。
▶︎短期レンジ戦術:150円付近まで上昇したらFTNのセットアップをトリガーとして売り149.50円付近で利確する
引き続き、慎重なトレードが求められる1日となりそうです。
◾️FTNストラテジのセットアップ
短期的なデイトレード戦術であれば、合理的な値動きの根拠に基づいたFTNのセットアップを使うとタイミングを図るのに便利です。トレードは““無料で誰でも手に入る普遍的で昔からあるインジケーター““で十分勝つことができます。ロジックもシンプルなものが一番です。書籍やYOUTUBEで勉強する必要はありません。重要なのは余計なトレードをしないこと。
余計なトレードとは、計画(トレードアイデア)に無いトレード、やらないと決めたのにやってしまったトレード、負けて頭に血が上り相場に仕返しをしようとするトレード、儲け損なってはいけないと射倖心を煽られたトレードのことです。
・Moving Average(62EMA,144EMA,200MA,800MA)
・MACD Divergence
・Better Volume
・Heikenashi Smoothed
・Supply and Demand
※特に平均足とダイバージェンスをあわせて使うことにより買い手と売り手のどちらが損をし始めたかがわかります。
※スキャルに応用する場合にはボリンジャーバンドを追加するだけです。スキャルピングとは合理的根拠に基づいた確率統計的な傾きを逆張りで獲る、いわばアノマリー戦術の1つ。いわゆる秒スキャで狙うような相場の微振動を狙うのは、本来のスキャルピングではありません。