【ドル円】押し安値143.50円試しの動き出るか?過去1年半の日足サイクルの特徴

ドル円は10/21の高値を更新できない日々が続いています。
先週はFOMCと米国雇用統計という2大イベントがありましたが、それら二つを消化してややドル安方向に動いており、ドルのスピード調整といった様相が継続しています。

これまでも一時的に円高&ドル安方向に振れる調整場面がありましたが、日足の動きを見ていくとなかなか面白い傾向が見られるため、今回はタイトルにある通り、ドル円の日足チャートで見られるサイクルについてシェアをしてみたいと思います。


2021年からのドル円の日足です。

syot kilat


青の水平線が押し安値に相当するラインです。
ドル円の上昇トレンドは2021年年初から続いているわけですが、これを見ると概ね2ヶ月から3ヶ月というスパンでこの押し安値を試す動きが出ていることがわかります。

2022年に入ってからドル円の上昇スピードが加速したため、22年年初は少し間が空いているものの、22年5月に押し安値試しの動きが出た後は、8月に同様の動きが出るなど、21年のリズムを継承しているようにも見られます。
直近の押し安値は143.50水準にあり、前回の試しである8月から3ヶ月経過したということで、再びこの試しの動きが出るかどうか注目です。


【コラム】押し安値まで押す、戻り高値まで戻すという視点
【コラム】押し安値まで押す、戻り高値まで戻すという視点



また、21年以降は押し安値試しに加え、ブレイクの動きも出たことがありましたが、その後はトレンド転換が起こることはなく、高値を更新し続けてきているため、再びこの流れを踏襲するかどうかも注目でしょう。


ここ数週間のドルのスピード調整は、FRBの利上げペースの鈍化を読み取ろうとする動きに先導されているように思います。
先週発表された10月の米国雇用統計においても、失業率の上昇に加え雇用者数の増加ペースの鈍化に反応しているとの見方もありました。(FRBは、利上げの効果を失業率の明白な上昇ではなく、求人件数の減少という形で現れることを望んでいると表明)


相場が何に、どう反応するのかは日々変化していくもの。

この変化を読み取って、相場についていくことが大切ですね。
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